何かが訪れるとき、必ず音が伴うような気がします。
人が来るときは、足音や衣擦れ、声、戸をたたく音‥‥
恋の訪れも、ときめく胸の高鳴りではないでしょうか。
「おとずれ」の“おと”は、「音」。
‥‥昔は、気配や噂、相手からの便りや返事まで、すべて「音」と言っていたようです。
“ずれ”は、「連れ」。
・・・・昔の人は、今よりもずっと自然の音に敏感だったのかなと思います。
きっと、いつも耳を澄ましていたのでしょう。
春も、いろいろな音を連れてやってきます。
雪解けの水の瀬音、
木々の葉ずれ‥‥‥
皆様はどんな音に
春の訪れを感じますか?
私は、鳥の鳴き声に春の訪れを感じます。
例えば、ひばり。
一年中、日本にいる鳥ですが、春になると
明るい声でにぎやかに囀ってくれます。
ひばりは「雲雀」と漢字で書きますが、
雲間から鳴き声が聞こえるところからだそうです。
空に舞い上がりながら囀るので、大きな鳥をイメージしますが、
雀よりも少し大きいくらいです。
色も地味で、特にインパクトのない鳥なだけに、
かえって心を惹かれてしまいます。
はるか大空の彼方から、私にエールを送ってくれている‥
‥そんな気持ちにさせてくれます。
